筑豊賞 - あすの筑豊を考える30人委員会

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 このウェブサイトは、福岡県筑豊地区で地域づくりに日々取り組んでいる人たちを紹介するものです。読売新聞西部本社が提唱する「あすの筑豊を考える30人委員会」が毎年選考している「筑豊賞」の紹介が中心です。あすの筑豊を考える30人委員会ブログ

 第32回筑豊賞表彰式
地域交流や文化受け継ぐ

 読売新聞西部本社の提唱で活動する「あすの筑豊を考える30人委員会」が地域づくりに貢献した個人・団体に贈る「第32回筑豊賞」の表彰式が2月3日、田川市の県立大で行われた。飯塚市のパソコンクラブ講師・碇山武広さん(78)、直方市の「旧筑豊工業(鉱山)高校所蔵文化財を伝える会」、川崎町の自宅で「筑豊絵本館」を運営する村上通哉さん(87)が受賞し、表彰状とブロンズ像が贈られた。
 式には、飯塚市の片峯誠市長、直方市の壬生隆明市長、川崎町の手嶋秀昭町長やOB委員ら約40人が出席。受賞者・団体の活動紹介などが行われた。
 碇山さんは、飯塚市立立岩小で毎週木曜に聞かれるパソコンクラブについて「みんなで学び、互いに教え合うのが特徴」と紹介。「会員が活動を盛り上げてくれたから続けてこられた。これからもお年寄りが生き生きと輝ける地域にしていきたい」と語った。
 旧筑豊工業(鉱山)高校所蔵文化財を伝える会は、大正時代に設立された炭鉱技術者の養成機関「筑豊鉱山学校」の歴史を伝える活動に取り組んできた。吉田隆光会長(77)は「受賞は会員の献身的な努力のおかげ。貴重な資料を次の世代に受け継いでいきたい」と述べた。
 村上さんは、自宅敷地内に絵本館を設けた経緯や日本画家・東山魁夷との交流を振り返った。1994年に絵本館を開設した際、東山から人形やレコードなど段ボール24箱分の愛用の品々が届いたことを紹介し、「東山画伯のコレクションをどう守り継いでいくかが課題だ」と話した。
【パソコンクラブ講師 碇山武広さん】
碇山武広さん
碇山さん(前列左から3人目)と30人委員会嘉飯プロックの委員ら
【旧筑豊工業(鉱山)高校所蔵文化財を伝える会】
旧筑豊工業(鉱山)高校所蔵文化財を伝える会
旧筑豊工業(鉱山)高校所蔵文化財を伝える会のメンバーら
【筑豊絵本館 村上通哉さん】
村上通哉さん
村上さん(前列左から3人目)を囲む30人委員会田川プロックの委員ら

 第32回筑豊賞
筑豊賞2個人1団体

 読売新聞西部本社の提唱で活動する「あすの筑豊を考える30人委員会」は、地域づくりや文化・スポーツ振興、青少年育成などに取り組む個人・団体を顕彰する「第32筑豊賞」に、嘉飯、直鞍、田川の3地区から2個人と1団体を選んだ。
 賞を受けるのは、飯塚市のパソコン教室で講師を務める碇山武広さん(78)、直方市の「旧筑豊工業(鉱山)高校所蔵文化財を伝える会」、川崎町で「筑豊絵本館」を運営する村上通哉さん(87)。
 表彰式は2月3日午前11時から田川市伊田の県立大で行われ、表彰状と記念のブロンズ像が贈られる。30人委員会は1987年に発足。毎年、筑豊賞を贈っており、今回は3地区の20個人・団体を推薦していた。

【碇山武広さん】(飯塚市)
■使命感やりがいに直結

碇山武広さん  田川市内の情報機器製造会社の工場を退職後、「地域の役に立ちたい」と2001年に開講したパソコン教室「市の間パソコンクラブ」の講師を引き受けた。会員の多くは初心者で、基本操作から写真加工などの応用まで教えている。
 教室は同市立立岩小で毎週木曜日の放課後に開かれており、60~80歳代の約10人が通う。会員同士で互いに教え合ったり、会話を楽しんだりしながら学んでいる。「高齢者が地域の人たちと交流するきっかけづくりの場にもなってほしい」と期待を込める。
 自身が制作した地元自治会のホームページの管理運営も行っており、教室の傍ら、ホームページに載せるため、デジタルカメラを片手に地域のイベントの取材もこなす。「講師もホームページ作りも『自分にしかできないこと』という使命感がやりがいにつながっている」と話している。

【旧筑豊工業(鉱山)高校所蔵文化財を伝える会】(直方市)
■貴重な資料を守り継ぐ

旧筑豊工業(鉱山)高校所蔵文化財を伝える会  大正時代に炭鉱技術者を養成する目的で創設された筑豊鉱山学校。その歴史を後世に伝えようと、直方市の県立筑豊高に設けられた資料室で毎週日曜日、会員らが交代で来館者の案内などを行っている。
 資料室には、鉱山学校の教科書や鉱物標本、明治から大正にかけての筑豊炭田を撮影した写真、昭和初期の授業や寮生活の様子を収めた記録映画のフィルムなどが展示されている。
 鉱山学校の流れをくむ筑豊工業高は2005年、統合に伴って閉校し、跡地には筑豊高が移転することになった。「鉱山学校が歴史に埋もれてしまう」と危機感を抱いた筑豊工業高OBらが08年、会を結成。県教委などに働きかけ、資料室の開設が実現した。
 会長の吉田隆光さん(77)は「先人が残した貴重な資料をこれからも守り継いでいきたい」と気持ちを新たにしている。

【村上通哉さん】(川崎町)
■教え子らを思い絵本館

村上通哉さん  筑豊地域の中学校で約30年にわたり、子どもたちに国語や社会を教えた。退職後の1994年、「教え子たちが帰省した時に立ち寄り、本に親しめる場所を作ろう」と自宅敷地内に「筑豊絵本館」を開設した。
 館内には、自身が収集した絵本や書籍、交流のあった日本画家・東山魁夷から贈られた陶製の洋風人形やオルゴール、本、レコードなど数百点を展示。見学希望があれば公開している。
 東山とは、川崎町立川崎中に勤めていた80年に生徒が国語教科書作者の生原稿展を企画した際、原稿を依頼したのがきっかけで交流が始まった。贈られたコレクションは「筑豊の子どもたちへの形見分けのようなもの」と考えている。
 「旧産炭地の筑豊は国策によって繁栄と衰退の道をたどった。時代に翻弄された子どもたちへの思いを忘れず、これからも館を運営していきたい」と語る。


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