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このウェブサイトは、福岡県筑豊地区で地域づくりに日々取り組んでいる人たちを紹介するものです。読売新聞西部本社が提唱する「あすの筑豊を考える30人委員会」が毎年選考している「筑豊賞」の紹介が中心です。
■ 第33回筑豊賞表彰式
地域づくり 活動表彰
読売新聞西部本社の提唱で活動する「あすの筑豊を考える30人委員会」から、地域づくりに貢献した個人・団体に贈られる「第33回筑豊賞」の表彰式が2日、飯塚市庄内交流センター別館で開らかれた。
受賞したのは、嘉飯ブロックが「千手けやき会」(嘉麻市)、直鞍ブロックが「小竹掃除に学ぶ会」(小竹町)、田川ブロックが絵本の読み聞かせに取り組む岸谷元美さん(68)(福智町)。
式には嘉麻市の赤間幸弘市長、小竹町の松尾勝徳町長、福智町の黒土孝司町長や30人委員会のOBら約50人が出席。新委員長に就いた県立大の松浦賢長理事は「地域が良くなるよう貢献していきたい」とあいさつした。受賞者には表彰状とブロンズ像が贈られ、それぞれ活動内容を発表した。
【千手けやき会】(嘉麻市)
■「地域に元気」思い伝える
地元の旧千手小の閉校をきっかけに結成し、現在は約30人が所属。表彰式では、同小の校庭を約5000個の竹灯籠で彩る毎年3月の「千手灯ろうまつり」や、特産品開発などの取り組みを紹介した。
正中英二実行委員長(56)は「受賞は大きな励みになる。『地域を元気づけたい』という思いを若い世代に伝えていきたい」と語った。
【小竹掃除に学ぶ会】(小竹町)
■便器磨きは素手が極意
月1回、小竹町内の公共施設のトイレをボランティアで清掃し、毎年9月には小竹中で生徒にトイレ掃除を教えている。
現在の会員は9人。表彰式では、事務局長の谷川龍児さん(66)が「素手で便器を磨くのが極意。会員をさらに増やし、トイレ掃除を通じて感動する心や謙虚さを身に付けていきたい」と抱負を語った。
【岸谷元美さん】(福智町)
■読み聞かせ30年続ける
約30年前から、福智町の保育園や小学校で子どもたちへの絵本の読み聞かせに取り組んでいる。
表彰式でも読み聞かせを被露し、不登校の児童が絵本を読んで再び学校に通うようになった経験を紹介。「絵本の持つ力のすごさを痛感した。子どもたちには、絵本を読んで色んなことを疑似体験してほしい」と話した。