
元高校球児。小学生の時に野球を始め、県立直方高野球部で投手として活躍した。
田川市出身。大学卒業後、みやこ町で祖父母が経営する墓地や墓石の販売会社に入った。
その後、公営斎場で火葬後に拾骨されずに残る「残骨灰」や、引き取り手のない遺骨を引き取る会社を自ら設立。今年2月には僧侶の資格も取得した。
「高齢化社会で身寄りのない高齢者の孤独死や、施設で最期を迎える人が増えている。きちんと供養することで人の尊厳を守りたい」と話す。
30人委員会には「古里のために自分がでさることを考えたい」と参加した。活動を通じて地域の課題を探っていくつもりだ。当面の取り組みとして「子ども食堂」や高齢者の送迎サービスなどを思い描いている。「人と人のつながりが地域の新たな未来を開いていく」。そう信じている。(田川市)