
カフェを併設した自然食と雑貨の見せ「宮ノ上げんき」(飯塚市長尾)を営みながら、地元の特産・筑穂牛の「応援団長」として、PR活動に奔走する。
後継者不足やコスト高騰で肥育農家が激減する中、後を継ぎ、時間と手間を掛けて高級ブランド牛を育てる幼なじみに接し、「こんなに素晴らしいものが地域で作られていることを、多くの人に知ってほしい」と、「ちくほ牛ファンクラブ」を結成。県内外のイベントで筑穂牛を使った食品を提供し、加工品販売やTシャツ制作なども企画し、農家を後押ししている。
合併後に筑穂地区の活力が失われていることにも危機感を抱き、庁舎内でのカフェ運営や食のイベントに携わり、外部から多くの人を呼び寄せた。「自分が暮らす地域で面白いと思うことをやり、周囲の人たちや地域が元気になればうれしい」と意気込みを語る。(飯塚市)