筑豊賞 - あすの筑豊を考える30人委員会

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活動履歴  ※すべてを掲載できている訳ではありませんので、ご了承ください。

[ 2012年 ]
12月29日(土) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[27]
倉本潔彦さん(32)(飯塚市吉原町) … 飯塚の仕掛け人 奔走
倉本潔彦さん 飯塚市を中心とする筑豊地区のイベントに欠かせない若手のリーダー的な存在。地元を盛り上げようと様々な行事を仕掛け、精力的に活動している。
 「元々は人混みが苦手でイベント会場に足を運ぶこともなかった」と打ち明ける。27歳の時に知人に誘われて裏方を体験し、のめり込んだ。「育ってきた飯塚が好き」との思いは強い。
 活動領域は筑豊地区にとどまらない。東日本大震災の被災地を支援する市民団体の共同代表として昨年11月、宮城県南三陸町で有志と一緒にボランティアに汗を流し、地元へ戻ってからも支援活動を続けた。
 今年は、筑豊発の5人組ご当地アイドル「Smile」のプロデュースや、同市の繁華街の店で食べ歩く「バルウォーク飯塚」を開催。"飯塚の仕掛け人"としてこれからも活躍が期待される。
推薦・二宮教委員、岡村智之委員

12月28日(金) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[26]
干羽登さん(75)、万寿さん(75)夫妻(直方市頓野) … 夫婦三味線 各地で披露
干羽登さん、万寿さん夫妻 ともに教師だった約20年前、知人の勧めで津軽三味線に触れ、とりこになった。地元のボランティアサークルが開く演奏会で腕を磨き、サークルの解散後も2か月に1回程度、老人ホームなどで披露している。
 「弦をはじくだけでなく、打楽器のようにたたくこともあって面白い」と登さん。万寿さんも「共通の趣味がなかったんですが、今では三味線が夫婦の楽しみです」と笑みを浮かべる。
 津軽三味線は、原則として譜面が存在しない。しかし、難しい曲は1年以上かけて譜面を起こすこともあり、その作業も楽しみの一つだという。
 1月以降も演奏会の予定が入っており、意気盛ん。「2人そろっていないと成り立たない。長く演奏を続けたい」と思いを新たにしている。
推薦・石光秀行委員

12月28日(金) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[25]
赤いふうせん(福智町) … 絵本読み聞かせ10年
赤いふうせん 2003年夏に始めた活動は、10年目に突入した。地元の主婦ら女性5人が、町立伊方、弁城の両小学校や保育所などで、絵本の読み聞かせをしている。「一つの物語との出会いが、その子の将来を決めるかもしれない」と代表の市川英子さん(65)。
 他のメンバーは、本田泰子さん(73)、持丸知子さん(65)、高津澄子さん(65)、白石真英子さん(60)の4人。子どもたちの関心を高めるため、手袋で作った人形などで寸劇も演じる。
 発足当時は、なかなか子どもが集まらない苦労もあったが、地道に活動を続けてきた。
 子どもたちの笑顔と、多くの絵本を知ってほしいというメンバーの思いが、活動の原動力となっている。
推薦・田中和敏委員

12月27日(木) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[24]
六田川をきれいで水害のない川にする会(鞍手町) … 素朴な風景取り戻す
六田川をきれいで水害のない川にする会 鞍手町を流れる遠賀川の支流・六田川で、2007年から清掃活動や水質調査、環境問題の子ども向け講座などを開いている。
 「私たちが子どもの頃は魚を取って遊んでいた川。素朴な風景を取り戻したい」と織田三千雄代表(77)は力を込める。
 発足当初の目的は、水害を減らすための啓発。六田川は全長約4・4キロの農業用水路だが、梅雨の時期などにたびたび水があふれ、03年に住民らが治水対策の請願を町に出したことが契機になった。
 「放置されていた六田川を再認識し、治水のために何かできないかを考えてほしかった」と織田さん。次第に参加者が増え、現在は約30人で活動する。
 最近は絶滅危倶種のニホンバラタナゴの生息を確認。様々な鳥類の観測もできるようになり、会員らは「活動の効果が出てきた」と胸を張る。同様の取り組みを行う各地の団体と情報交換を続け、地域間の連携も深めている。
推薦・東陽一委員

12月27日(木) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[23]
方城和太鼓クラブ(福智町) … 愛される「地域の財産」
方城和太鼓クラブ 町立伊方小で、青少年の健全育成を目的に、2000年に発足。町内外のイベントに出演したり、施設を慰問したりと活発に活動している。卒業後も続ける子どもたちが多く、現在は、小学生から高校生まで16人がばちを振るう。
 リーダーは、同小2年から太鼓をたたいている北九州工業高専2年の木村隆希さん(17)。普段は寮生活で地元を離れているが、週末に帰省した時に児童館で練習に打ち込む。「今さら太鼓を辞められません」と笑顔を浮かべる。
 今年10月、和太鼓の全国コンクールに初めて参加した。入賞は逃したが、将来は上位に食い込みたいという目標ができた。代表の大井好美さん(53)は「皆さんに愛されるチームを目指したい」と話す。
 「自分だけ見るな。全体を見よう」。先輩の厳しい言葉には、後輩に力を付けてもらいたいとの思いが込められている。指導する全九州太鼓連合の川原邦裕副会長(47)(嘉麻市)は「地域の財産」と見守る。
推薦・柴田恭子委員

12月26日(水) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[22]
城丸幸弘さん47(飯塚市八木山) … ホルン普及に心血注ぐ
城丸幸弘さん 飯塚市の県立嘉穂高校でホルンと出会い、その魅力にとりつかれた。九州各地で演奏を続けながら、一流の奏者を集めた演奏会「ホルンフェスティバルIIZUKA」を開き、普及に心血を注ぐ。母校や市内の中学校の吹奏楽部でも指導する。
 ホルンは難易度が高いだけに、「中学、高校生にその魅力をどれだけ伝えられるかが普及のポイント」と考える。「若手を育成、強化するには中学、高校時代からの底上げが必要。演奏会を開いているのも、彼らに少しでも良い音を聞かせたいから」と力を込める。
 ホルンはオーケストラの一員として演奏するケースがほとんどで、ピアノやバイオリンなどのようにソロで演奏する機会は少ない。「まだまだ道半ばだが、ホルン一つで聴衆を引きつけられるような音を出したい」と語る。
推薦・二宮教委員

12月26日(水) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[21]
ひこさんがわ夢の会(福智町) … ごみ拾いなど環境保全
ひこさんがわ夢の会 田川市伊田の彦山川河川敷で23~25日夜、高さ55メートルに達する巨大なクリスマスイルミネーションが輝いた。きらびやかな電飾と川面に映る幻想的な光に見物客はうっとり。2009年から続けているイベントの一コマで、季節の風物詩になりつつある。
 活動の中心は、彦山川の環境保全。1997年に整備された護岸にごみが散乱しているのを見た代表の大久保琢磨さん(78)が「ごみ捨て場じゃない。魚も人間もこの川で生きている」と、同年3月から活動を開始。今では年配を中心に約70人の仲間ができた。
 毎月第2土曜に実施しているごみ拾いには地元の子どもたちも参加し、約1キロの河川敷などで汗を流す。「彦山川そのものをアピールしなければ」と、5月にはこいのぼりの掲揚、秋には月見の宴を開く。サケの稚魚の放流なども通し、環境保全を訴える。会員らは「地域住民と手を合わせ、今後も古里の川をきれいにしたい」と張り切る。
推薦・今宮一成委員

12月25日(火) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[20]
岡眼科クリニック(飯塚市) … ボランティアでイベント
岡眼科クリニック クリニックは2002年秋、飯塚市川津に開院した。翌年から毎年8月に夏祭り、年末には餅つき大会をボランティアで続け、患者や地区の人たちが集まる恒例のイベントとして定着している。今月も22日に餅つき大会を開き、盛り上がった。
 「ボランティアは、決して背伸びして行うものではない」と岡義隆院長(42)。開院以来、病院のスタッフが毎朝、周辺の清掃にも汗を流している。「小さなことでもボランティアになる」と実感を込める。
 イベントには毎回、1000人ほどが集まる。出店での益金は、同市で5月に開かれている「飯塚国際車いすテニス大会」の運営費に寄付している。
 「どんなこともまず10年はやってみよう」が岡院長の信条。その言葉通り、開院から丸10年がたち、経営とボランティアを軌道に乗せた。「これからも地域に喜んでいただけるよう活動を続けたい」と話す。
推薦・大前光信委員

12月25日(火) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[19]
梅原違巳さん44(北九州市八幡西区) … 自由に議論する場提供
梅原違巳さん 「今年の『my漢字』は何?」「ソーシャルネットワークは″ネット″だけか?」--。発起人として、2か月ごとに開いている「Nogata Off Cafe」は様々なテーマについて誰もが自由に議論する場だ。
 鳥取県出身。東京の大学を卒業後、会社勤めを経て、26歳で妻の実家がある直方市の職員に。他の自治休職員にも交流の輪を広げ、2006年9月に約10人の仲間と「Off-Sight Meeting@Nogata」を設立した。
 当初は企業の研修ビデオなどを見て感想を語り合うだけだったが、08年10月に改称。「何でも自由に語り合う場」へと衣替えをはかり、既に34回を数える。「議論の″場″がいつも開かれていることが大切。伝えたいことを伝え、共感や考え方の違いを体感してほしい」と参加を呼びかける。
推薦・白土聖司委員

12月24日(月) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[18]
田川プロバスクラブ(田川市) … 第二の人生 古里に奉仕
田川プロバスクラブ これまでに培ってきた知識や人脈、技術などを古里のために生かしてみたい--。第一線を退いた田川市郡の高齢者が集まり、2000年に発足した。
 プロバスは、「プロフェッショナル」と「ビジネスマン」を組み合わせた造語。「豊かな人生を創造し、地域社会に奉仕する」をテーマに、会社経営や教師、医師といった様々な職歴を持つ田川市郡の60~80歳代の男女25人が、現役世代に負けじと、ボランティア活動に励んでいる。
 10年には活動10周年を記念し、田川市の平成筑豊鉄道・田川後藤寺、伊田両駅のホームに、炭坑節発祥の地をPRする表示板を設置。元市職員の新具重信さん(68)は「観光案内にも汗を流しています」と話す。
 同鉄道の「つり革オーナー」への参加やホーム周辺の除草にも協力。元小学校長の高橋昭朗会長(80)は「無理せずコツコツと続け、古里を元気にしていきたい」と笑顔で語る。
推薦・伊藤英彦委員

12月23日(日) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[17]
かいた子育てサポート「ジャム」(飯塚市) … 子ども通し親同士交流
かいた子育てサポート「ジャム」 ジャムの瓶をかたどったリストバンドをした20~50歳代の女性ら約15人が、飯塚市の頴田公民館前の広場で遊ぶ乳幼児たちを優しく見守る。
 「自信を持って、楽しく安心して育児できるように」と、公民館の子育てサークル「いちごクラブ」に通った女性たちで2010年にスタートした。同じ地域で子育てする先輩、仲間としてサポート役を務めている。
 公民館に月1回集まる「プレーパーク」は活動の柱の一つ。公民館の地域活動指導員、木ノ原元美さん(52)(北九州市)が、外遊びの魅力を伝え、子どもたちの好奇心に任せ、泥遊びやたき火なども体験させる。
 豚汁やカレーなど一品は料理を作り、みんなで味わう。口コミで市外からの参加もある。浅田なおみ代表(35)は「子どもを通して親同士がつながり、地域づくりにも役立つ」と話している。
推薦・稗田佳子委員

12月22日(土) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[16]
中垣嘉生さん73(直方市下新入) … 広場の花壇 毎月手入れ
中垣嘉生さん 「1年だけのつもりで始めたんですが」とはにかんで見せる。自宅近くの直方市立新入小学校前にある「ふれあい広場」の花壇づくりで中心的な役割を果たしている。
 地域おこし団体「しんにゅう村塾」の初期メンバー。花壇の手入れは、同塾が1999年から続けている。仲間たちと毎月、草取りや花の苗の植え替えなどに汗を流す。
 定年後に花づくりに夢中になり、最近は、野菜作りも手掛ける。同小の生活科の授業では、野菜作りに挑戦する児童たちに手本を示し、学校側も「頼りにしています」と喜んでいる。
 花の植栽には児童も協力。「子どもたちと一緒に作業できて楽しい」と、メンバーの励みにもなっている。塾の元会長、高島秀一さん(68)(直方市下新入)は「中垣さんが熱心にやってくれるから続いている」と感謝している。
推薦・高橋幸子委員

12月21日(金) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[15]
筑豊子育てネットワーク「かてて!」(飯塚市) … 毎週ママ友サロン開催
筑豊子育てネットワーク「かてて!」 「かてて」は、方言で「仲間に入れて」という意味。一人で悩みがちな子育てをサポートしようと、地域の母親ら約10人が1-97年に結成した。
 「情報が欲しい」「近くにママ友がいない」。こうした声を受け、毎週木曜日に、飯塚市内で子育てサロン「かててひろば」を開いている。乳幼児と母親が一緒に遊んだり、食事をしたりして楽しく過ごす。
 会員は現在約40人。県外から嫁いだ人や、夫の仕事の都合で来日したインドネシア人もいる。
 高校2年~小学1年の子ども4人の母親でもある渡辺福さん(45)が代表を務める。「長男が1歳の頃、初めての育児で不安ばかりだった。子育てサロンなどで、先輩ママから色々なことを学び、育児が楽しくなった」と振り返る。
 毎月発行する子育てカレンダーも、育児イベントがひと目で分かると好評だ。
推薦・稗田佳子委員

12月21日(金) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[14]
魚島一彦さん57(田川市) … 小中学生に陸上指導
魚島一彦さん 「いいぞ、しっかり足を上げて、地面を蹴って」。日が落ちた田川市のこがねが丘陸上競技場。白い息を弾ませる子どもたちに、優しく諭すような声を投げかける。
 福岡陸上競技協会の普及委員を務めながら、個人で陸上教室を主宰している。県立田川東高(現・東鷹高)、中央大の陸上部では400メートル障害を得意とし、国体やインカレに出場。卒業後も社会人選手として活躍し、30歳の時に家業の印鑑販売店を継ぐために帰郷した。
 陸上を教えるようになったのは1996年、知人の子どもの指導を頼まれたのがきっかけ。教え子が好成績を上げるようになると口コミで広まり、今では小中学生約60人を指導する。「一緒に陸上競技を楽しむ気持ちで指導したから、ここまで継続できた」と話す。
 練習は、ハードルを使って下半身を鍛えるなど基本的なトレーニングが中心だ。「まずは陸上に触れ、好きになってくれれば」と願う。
推薦・糸瀬サハラ委員

12月20日(木) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[13]
朝日会(小竹町) … 太極拳で健康づくり
朝日会 ゆったりと、流れるような動きの太極拳。85歳の坂本朝子さん(小竹町勝野)の指導で、50~80歳代の45人ほどが町内2会場の教室で健康づくりに励む。
 活動は2000年に始まった。激しい運動を伴わず、場所も選ばない。一方で、しっかり全身を動かすことができるため、中高年の人気を集めた。地域の文化祭や祭りで、太極拳の魅力を伝えることもある。
 教室は、ひきこもりがな高齢者の体力づくりと交流の場にもなっている。会の名前には、「朝日を浴びて元気になり、朝日が昇るように繁栄する」という思いが込められている。メンバーの中には飯塚市や桂川町から通う人も。始て約4年の渡辺和子さん(68)(飯塚市横田)は、「健康維持に最適です」と喜ぶ。
 坂本さんは61歳で太極拳を習い、70歳を前に指導者になったという。「無理なく筋力の維持ができ、腹式呼吸も健康にいい。体が続く限り頑張る」と意気込む。
推薦・坂本愛子委員

12月19日(水) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[12]
小野譲さん80(川崎町) … 地域一丸 子の心育む
小野譲さん 大人たちが見守る中で子どもたちが遊び、学習する川崎町立真崎小の放課後活動「アンビシャス広場」(約15人)の会長を務めている。
 「子どもはほめられたり、叱られたりして成長する。優しさと厳しさを上手に使い分けることが大切」。自身の子育て経験を基に、社会性や協調性、感謝の気持ちを培う教育を採り入れている。
 2010年3月から始まった同広場は、「推進員」と呼ばれる住民らが竹細工や紙芝居、工作やスポーツ、しめ縄づくりなどの講座を通し、地域ぐるみで子育てや教育に参加している。自宅を利用した訪問マナー講座もその一つ。仏壇に手を合わせたり、会釈やお茶の飲み方を練習したりと礼儀作法も教える。
 今年6月には、子どもたちに楽しんでもらおうと、メンバーら7人で、カシの木を支柱に、建設資材で展望デッキやハシゴを備えた″秘密基地″を同小近くの山林につくった。自身も童心に帰り、わんぱく盛りの子どもたちの先頭に立ってはしゃぐ一面も。
 「冒険心とともに、協力する心も育てていきたい」と目を細める。
推薦・田中弘子委員

12月15日(土) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[11]
荒木圭介さん74(鞍手町) … ホタル保護に力注ぐ
荒木圭介さん 6月に発足した鞍手町の住民有志によるまちづくり団休「くらての明日を紡ぐ会」の世話人。
 「自然豊かな町をホタルの里にしたい」とホタルの保護に力を注ぐ。
 1997年に町と住民が始めた「ホタルの里づくり」に関わったことがきっかけ。2003年からは生息域を清掃したり、観賞会を開催したりする「ほたる会」に参加。07年夏には名所の一つとなっている剣岳近くで森林に生息するヒメボタルを発見し、保護活動も進めている。
 町内を隅々まで歩き回って生息地を示す地図も作成し、公民館などに配布。「子どもたちが地元の自然を学ぶ教材として生かしてほしい」と目を細める。
 暗闇で明滅を繰り返すホタルは、「まるで谷間に現れた天の川のようだ」と言う。ヒメボタルの生態調査が今後の課題といい、里山の手入れの必要性も訴える。「人と自然とが共生する古里を目指したい」
推薦・東陽一委員

12月12日(水) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[10]
男性料理の会(桂川町) … 地域の祭りなどに出店
男性料理の会 和気あいあいと調理場に立つ50~80歳代の男性たち。桂川町の総合福祉センターで月1回、自分たちが食べたい料理や作ってみたいメニューに挑戦している。
 町社会福祉協議会が主催する男性料理教室で学んだ数人が集まり、2008年4月に活動を始めた。町内の約20人が所属。退職後に本格的に始めた人が多い。
 会長の石井裕さん(71)(桂川町土師)は、入会するまで台所に立つことがほとんどなかった。「だしの取り方も知らず、包丁を握ることもなかった。今では家庭で加勢することができるようになった」と笑う。会員の大村和夫さん(66)(同町九郎丸)も「カレーライス作りは私の役割。豪快さが魅力ですよ」と胸を張る。
 地域活動にも積極的だ。夏休みには子どもたち向けの料理教室を開くほか、地域の祭りに出店するなどしている。
推薦・大野まどか委員

12月8日(土) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[9]
蟲愛會(飯塚市) … 遠賀川流域で昆虫観察会
むしめづるかい 主宰する予備校講師・岸本博和さん(45)(飯塚市大分)は、作務衣と頭に巻いた手ぬぐいがトレードマーク。筑豊一円などの遠賀川流域でほぼ毎月、昆虫の観察会を開く。子どもから大人まで虫捕りに夢中になっている。
 会の名前には「虫のかわいさを知ってもらう」との思いを込めた。モットーは「聞いて、触って、見て、嗅いで」。1999年から県内各地で不定期で開いていた観察会を発展させ、昨年から妻・麻衣子さん(37)を補佐役に活動の中心を地元に据えた。「地域の人たちに身近な自然の魅力を知ってほしかった」と語る。
 活動は昆虫にとどまらない。今春、野鳥や鉱物などの愛好家約10人を講師にした「筑豊の自然を楽しむ会」も発足。「見慣れた風景にある小さな命の営みを見つけてほしい」
推薦・大山真理子委員

12月3日(月) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[8]
安永精一さん74(直方市) … 卓球ク主宰 交流の輪
安永精一さん 「カン、カン、カン」。小気味よいボールの音が卓球場に響き渡る。主宰する「安永卓球クラブ」は今年20周年を迎えた。市内外の50~80歳代の男女約70人が練習に励んでおり、「交流の広がりがうれしい」と汗をぬぐう。
 高校1年から卓球を始め、卒業後は実業団選手として活躍。33歳で引退した後は、仕事の傍ら直方市の筑豊高校卓球部で指導したこともある。
 1991年夏、自宅裏の古い蔵を解体した際、妻・喜美代さん(72)の発案で卓球場を建設し、92年にクラブを設立。当初は小学生を指導していたが、5年後に対象を中高年に変更した。
 「高齢者がいつまでも向上心を失わないよう、気軽に楽しめるスポーツを広めたかった」と語る。
 自身もアマチュア選手として、60歳を過ぎてからの全国大会優勝は6回を数える。所属選手の最高齢は89歳。「健康の近道は仲間と触れ合い、体を動かすこと」。軽快なラリーやスマッシュを披露し、生涯現役 を体現している。
推薦・生駒洋委員

12月1日(土) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[7]
上伊田西地区獅子楽保存会(田川市) … 「川渡り神幸祭」で舞奉納
上伊田西地区獅子楽保存会 田川市の風治八幡宮などで5月に行われる「川渡り神幸祭」。祭りに欠かせない伝統の「獅子楽」を、毎年奉納している。宮村貞扶会長(77)は「地域の歴史文化を理解し、郷土愛や社会性を育む教育の場にもなっている」と目を細める。
 獅子楽は、安土桃山時代に行われたとされる同八幡宮の社殿再建を祝って奉納されたことが始まり。戦後は地元住民らが伝承してきたが、後継者不足から上伊田西地区全体で守ることになり、2002年1月に保存会が発足した。
 現在は約320軒に上る地区内の全世帯が加入し、小中高生を中心とした約60~70人が担当している。太鼓や笛の軽快な音色に合わせ、勇壮な獅子舞、優雅な稚児舞が繰り広げられる。
 練習は神幸祭の3か月前から地元の公民館で行い、上級生が下級生に教えるのが伝統だ。付き添いの大人は礼儀作法を伝える。会の発足から10年。副会長の木村秀人さん(61)は「県外で暮らす若者も、祭りの時は応援に駆けつける。古里の誇りとして根づいている」と胸を張る。
推薦・石川昇平委員

11月30日(金) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[6]
ゆた~っと直方節句まつり実行委員会(直方市) … ひな人形で商店街飾る
ゆた~っと直方節句まつり実行委員会 明治、大正期の建物が残る直方市中心部の街並みを、桃の節句の時期にたくさんのひな人形で飾り、市民から喜ばれている。活動は今春で3年目を迎えた。
 JR直方駅に近い須崎町商店街で開かれている節句まつりを応援し、地域活性化に貢献しよう--。実行委は、委員長の渡邊ツル子さん(66)(直方市感田)ら約20人が2010年に結成。市のレトロタウン事業と足並みをそろえ、地元企業や商店に協賛金を募るなど裏方として汗を流している。
 まつり期間中は空き店舗が目立つ商店街ににぎわいが戻り、会員たちは確かな手応えを感じている。「たくさんの愛郷心に支えられている」と渡邊さんは笑みを浮かべる。
 会員の大半が高齢で、若手後継者の確保が課題。地元高校生らにも参加を呼びかけ、郷土愛を育む教育に役立てたい考えだ。
推薦・石光秀行委員

11月29日(木) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[5]
小出恭久さん69(飯塚市平恒) … 市内各所に花壇作り
小出恭久さん 「健康維持を兼ねた取り組みですが、地域の人に喜んでもらえるとうれしい」。飯塚市の公共施設や道路沿いに、ボランティアで花壇を作り続けている。コンクリートの強度試験に使う「テストピース」を並べ、手掛けた花壇は市内31か所に上る。
 使用後は廃棄される円筒形のテストピースを何かに使えないか--。2003年に近畿大産業理工学部(飯塚市)の職員を退職後、自宅の畑に花壇を作った。目にした知人らを通じ、口コミで依頼が舞い込むようになった。
 現場を見て″感ピューター″で作業。「自己流で設計図もない」と笑う。カップルも訪れる八木山展望台ではハート形をデザイン。お気に入りの一つで、「花壇が地域住民の連帯感につながると思うと幸せ」と話す。
 市花いっぱい推進協議会委員を務めており、「健康である限り続けていきたい」。飯塚を花で彩られる街にしたいと願っている。
推薦・有田信夫委員


11月27日(火) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[4]
飯塚公民館茶道部「友愛会」(飯塚市) … 和の心求め行儀作法学ぶ
飯塚公民館茶道部「友愛会」 静かな和室で茶をたてる女性たち。1983年の公民館開館以来、茶道裏千家淡交会筑豊支部の橋本愛子さん(83)(飯塚市柏の森)の指導で、和の心を学んでいる。
 「他人をあなどることなく、思いやりが先に立つように」「豊かな心で人々と交わり、世の中が明るく暮らせるように」。月3回の稽古を始める前には、全員による唱和を欠かさない。
 「茶道を通して、日常の行儀作法を身に着けてほしい」と橋本さん。創部当初から通う永島直代さん(80)(同)は「茶は日本人の心。稽古に来ると、心が癒やされるんですよ」と魅力を語る。
 飯塚市の曩祖八幡宮で毎年5月に行われる人形供養祭では、約15年前から参拝者を茶で接待している。地域や商店街のイベントでも茶席を設ける。
 現在、部員の高齢化と減少という悩みに直面している。以前は20~30人で、男性もいたが、女性ばかり約10人となった。橋本さんは「誰でも気軽に始められる。若い人や男性も歓迎」と話している。
推薦・大前光信委員

11月24日(土) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[3]
鶴岡八幡神社流鏑馬保存会(香春町) … 発足10年 復活した伝統支える
鶴岡八幡神社流鏑馬保存会 復活から12年目を迎えた流鏑馬奉納。秋季例大祭では、境内に続く町道約200メートルを、武者装束の射手が馬で駆け抜けながら、55センチ四方の的を目掛けて矢を放つ。今年も10月28日に披露され、会員らは「古里の誇り」と胸を張った。
 氏子らが継承してきたが、昭和30年代に途絶えた。それから約半世紀。神社創建850年の記念大祭に合わせ、氏子ら有志の手で2000年に復活した。03年に地域住民による保存会が発足して以降、秋季例大祭最終日に披露しており、今年で10年の節目を迎えた。
 各地の祭りなどで奉納している飯塚市の山本乗馬普及所も協力。保存会の会員約30人は、舞台やコース設営といった裏方を担う。将来、自分たちの手で流鏑馬を奉納するのが目標だ。
 金丸敬一会長(63)は「地元の若者に射手として参加してもらい、疾駆する馬上から射抜く姿を見たい」と希望を語る。
推薦・南野満夫委員

11月23日(金) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[2]
長田公民舘文化部(直方市) … 住民触れ合う冊子発行
長田公民舘文化部 地域の住民同士が紙面上で交流する「ながた ふれあい誌」を始めて12年。文化部長で発案者の阿部美善雄さん(65)は「いつまで続けられるか、と思って始めたが、想像以上に多くの執筆者に支えられた」と振り返る。
発行エリアの直方市下新入の長田地区は、昭和40年代に約170世帯あったが、平成に入る頃から若年層の流出が続いた。減りゆく地域交流の代替手段として、外出が困難な高齢者にも可能な紙面上での触れ合いという手法にたどり着いた。
地区に住む人なら誰でも、地域史の紹介から行楽の感想まで自由に書いて投稿できる。当初は年4回の発行ができないこともあったが、今ではB4判6~8ページが毎回埋まるほどだ。その1人、吉田登美子さん(85)は、必ず自作の俳句で締めくくる。
編集長の青柳栄一さん(77)の編集後記も人気。「紙面をきっかけに住民が元気になれば」と話している。
推薦・松本佳代委員

11月23日(金) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞」候補[1]
男声合唱団「としとらーズ」(飯塚市) … 第二の人生 重厚なハーモニー
男声合唱団「としとらーズ」  真っ赤なジャケットを着た中高年の男性らが、イイヅカコスモスコモンのステージで歌声を響かせる。重厚なハーモニーが魅力で、定期演奏会には毎回、家族や知人ら多くの人が来場する。
定年退職後の歌好きな人たちで2007年に結成。現在の団員は58~93歳の約60人で、65歳以上が多くを占める。「人生の後半を新たな仲間とエンジョイしたい」と会長の小出和典さん(84)(飯塚市伊川)。秋の定期演奏会に向けた月3回の練習のほか、福祉施設や学校にも出向く。
「楽譜も読めない素人の集まりが、こんなハーモニーを出せるなんて。音楽が世界の共通語という言葉を実感する」。結成を呼びかけた元音楽高校教諭で音楽総監督の竹森正貢さん(74)(同市片島)は、団員の上達ぶりに胸を張る。
今年の定期演奏会ではアカペラも披露。10月には、生き生きと充実した生活を送る高齢者団体をたたえる内閣府の「社会参加章」にも選ばれた。
推薦・荒木正勝委員

11月23日(金) ふるさとの誇り「第26回筑豊賞候補」30件推薦へ
読売新聞西部本社の提唱で活動する「あすの筑豊を考える30人委員会」(有田信夫委員長)が、筑豊地域の活性化に地道な取り組みを続ける団体・個人を顕彰する「第26回筑豊賞」の候補選定が大詰めを迎えている。嘉飯、直鞍、田川3地区から10件ずつ推薦される見込みで、12月22日に総会を開いて各地区ごとの筑豊賞を選出する。表彰式は来年1月27日、田川市の県立大で開かれる予定。
各候補の取り組みを随時紹介する。

1月6日(金) 謹賀新年
新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

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