筑豊賞 - あすの筑豊を考える30人委員会

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活動履歴  ※すべてを掲載できている訳ではありませんので、ご了承ください。

[ 2013年 ]
12月27日(金) ふるさとの誇り「第27回筑豊賞」候補[21]
芦邊一路さん(30)(糸田町) … 若手集めて音楽の祭典
若手集めて音楽の祭典 筑豊地区を中心とした若手アーティストらが集う音楽の祭典「筑豊スピリッツ」の実行委員長を務めて4年目になる。  中学2年の頃にベースギターに触れ、夢中に。リーダーを務める4人組ロックバンド「ブランクス」は今年、結成10周年を迎えた。地元にちなんだ楽曲の作詞・作曲を手がけて、ボーカルも担当。11月には初めてのインディーズアルバムを発表した。来春には東京などでツアーを行う予定だ。
 筑豊スピリッツは、田川市石炭記念公園を会場に、2006年に始まった。今年10月には、ブランクスなど約20団体・個人が出演し、約1500人を熱狂させた。韓国からバンドも招いたこともあり、「様々なジャンルの交流を深めて筑豊を盛り上げたい」と話す。
 同市伊田のスタジオでは、音楽が好きな地域の小中学生らを相手に、ギターやドラムを教えている。ベースギターを習っている市立田川中3年の二尾安奈さん(15)は「音楽で有名になりたい」とにっこりほほ笑んだ。
推薦・今宮一成委員

12月26日(木) ふるさとの誇り「第27回筑豊賞」候補[20]
里山の夢プロジェクト(嘉麻市) … ヒマワリ畑 広がる輪
ヒマワリ畑 広がる輪 嘉麻市熊ヶ畑の耕作放棄地に、2007年からヒマワリを植え続けている。同市上山田で自動車修理工場を営む松岡直幹さん(45)が05年、旅行先のスペインで見た広大なヒマワリ畑に感銘を受け、「地元でも大輪を咲かせたい」と始めたのがきっかけ。今では20~50歳代を中心に約20人の仲間が増えた。
 「活動当初は、前例がなかったので、土地を利用する際の権利などの調整に2年近くかかった」と振り返る松岡さん。約8000平方メートル、約1万本で始めたヒマワリ畑は年々拡大し、約2万5000平方メートル、約20万本までになった。
 「熊ヶ畑」と聞いて、「ヒマワリ畑」を連想する人は市外にも増えており、メンバーは「活動が浸透していることを実感する」と手応えを感じている。
 最近はヒマワリの種から油を採る活動にも力を入れている。松岡さんは「農産物を作ったり、草木染めを体験したりして、ものづくりの根源を体験できるような場所にしたい」と夢を描いている。
推薦・成本麻衣子委員

12月25日(水) ふるさとの誇り「第27回筑豊賞」候補[19]
六ヶ岳を考える会(宮若市、直方市、鞍手町) … 登山道整備に汗を流す
登山道整備に汗を流す 直鞍地域の2市1町にまたがる六ヶ岳(339メートル)。会に所属する20~40歳代の約80人が、草刈りやロープ張り、看板設置といった登山道整備に汗を流している。
 遠足のコースになるなど地域に親しまれており、会員は「子どもたちが安全に歩けるようにしたい」と口をそろえる。
 共有する山を大切にしようと、1982年、宮若、直方両商工会議所と鞍手町商工会の青年部員で会を結成。六ヶ岳は雄大な遠賀川の流れや、犬鳴峠の山並みなどを見渡せる眺望が魅力だ。会長の足立壮生さん(36)(宮若市上大隈)は「これからも山をPRして、多くの人に登ってほしい」と意気込む。毎年6月には、麓の3方向から同時にスタートして頂上を目指す登山会も開いている。
 3年前から参加している石戸浩貴さん(26)(同市磯光)は「草刈り機の持ち運びなどに、もっと人手が欲しい」と会員の拡大を訴える。足立さんも「地域の宝を守っていくには若い力が不可欠」と同世代の力を求めている。
推薦・立石宗之委員

12月24日(火) ふるさとの誇り「第27回筑豊賞」候補[18]
みこしをかつぐ会(田川市) … 伝統守って地域活性化
伝統守って地域活性化 田川市魚町の風治八幡宮で5月に行われる「川渡り神幸祭」。神輿(みこし)を担いで彦山川に先陣を切って入り、後に続く色とりどりの山笠が川を彩る祭りのクライマックスを盛り上げている。
 来年は発足40年目。約120人の男衆を率いる7代目会長の諸隈達也さん(51)(田川市川宮)は「地域を活性化したい」と力を込める。祭り以外でも元日の午前0時から、境内で豚汁500杯を振る舞う。
 京都で1920年に作られた神輿(幅、奥行き1・5メートル、高さ2メートル)は重さ2トン。炭鉱閉山に伴う人口流出で担ぎ手が減り、台車で引いた時期もある。しかし、田川青年会議所が「もう一度、神輿を担いで勇壮な祭りにしよう」と呼びかけ、75年に会が発足した。
 神幸祭のために帰省する地元出身者や市内の県立大学生らが担ぎ手となり、狩衣(かりぎぬ)姿で伝統を守り続けている。
 メンバーは「田川に住む人たちが地元に神幸祭があってよかったと思えるように、活動を続けていきたい」と話す。
推薦・石川昇平委員

12月24日(火) ふるさとの誇り「第27回筑豊賞」候補[17]
トゥインクル・キャッツ(嘉麻市) … 障害を抱えながら演奏
障害を抱えながら演奏 中学2年から38歳の19人が所属する音楽サークル。障害を抱えながらも、主宰者のピアノ講師古賀稲子さん(52)(嘉麻市)から歌や演奏の指導を受けている。「心のバリアフリー 愛いっぱいコンサート」を毎年開いているほか、高齢者施設の慰問や地域のイベントにも出演。古賀さんは「温かな心が社会全体に伝わることを願う」と話す。
 始まりは2004年。古賀さんは当時、小学生と中学生だった障害のある娘2人に自宅で音楽を教えていた。仲間が集まったことからサークルを結成し、同年に初のコンサートを飯塚市で開催した。
 年々レベルアップし、4回目からは音楽劇を披露している。メンバー同士で台本作りや配役決定なども行い、10回の節目を迎えた8月のコンサートでは「里見八犬伝」を題材にした。
 「音楽を通して可能性と個性を伸ばし、障害者への理解を深めてもらえれば」と古賀さん。娘の友理恵さん(20)は「みんなで一緒に頑張るところが楽しい」とほほ笑む。
推薦・稗田佳子委員

12月21日(土) ふるさとの誇り「第27回筑豊賞」候補[16]
NPO法人「小竹に住みたい」まちづくりの会(小竹町) … 素晴らしい古里引き継ぐ
素晴らしい古里引き継ぐ 小竹町を流れる遠賀川や地域の清掃、彼岸花の植栽、竹炭を利用した河川浄化……。住みたいと思える古里作りへ向け、汗を流している。理事長の吉良久吾さん(73)(小竹町新多)は「町を元気にして次世代に素晴らしい環境を引き継ぎたい」と話す。
 2006年に町民有志でスタートし、09年にNPO法人化。現在約30人が活動している。町への提言も行い、遠賀川に架かる御徳大橋そばに多目的広場が造られた際には、「大勢が憩える空間にしてほしい」と要請し、整備に役立てられた。
 09、10年には「小竹夢プラン」を発表。町名にちなんで、世界の竹を集めた竹林公園を作るといった多彩なアイデアが注目を集めた。メンバーの平均年齢50歳。理事の杉原誠一さん(64)(同町勝野)は「若者が増えれば、もっといいアイデアが生まれるはず」と世代を超えた連携を呼び掛ける。
推薦・高橋幸子委員

12月18日(水) ふるさとの誇り「第27回筑豊賞」候補[15]
青柳剛太郎さん(39)(嘉麻市椎木) … お寺で児童キャンプ
お寺で児童キャンプ 嘉麻市の浄円寺住職で、嘉麻、飯塚両市内計28か所の寺でつくる地域組織「嘉麻組」の青少年部長。「寺だからできる教え、命の尊さを伝え、子どもたちをたくましく育てたい」と、青少年の健全育成に汗を流している。
 直方市出身。大学では学校教諭を目指していたが、母の実家の浄円寺を継ぐことになり、進路を変更した。卒業後、京都で仏教を学び、1997年に住職となった。「すぐに地域になじむことができ、愛着が強まった」と振り返る。
 同部長に就任した2003年から、本堂で小学生向けの夏休みキャンプ(1泊2日)を実施。例年30人前後が参加し、レクリエーションを楽しむ中で、「法話」も行う。食の大切さを学ばせようと、09年からは、春休みに飯塚市内でそば打ち体験も続けている。
 2人の子どもが通う嘉麻市立足白小では、PTA役員を務め、子ども会や公民館活動にも積極的に関わっている。「大人になっても地域とつながっているように、子どもたちにいろんな体験をさせたい」と話す。
推薦・伊藤由美子委員

12月17日(火) ふるさとの誇り「第27回筑豊賞」候補[14]
津野神楽保存会(添田町) … 地域の伝統守り続ける
地域の伝統守り続ける 添田町津野の高木神社で5月に行われる神幸祭で、「津野神楽」を舞い、地域の伝統を守り続けている。メンバーは、井手元宏幸会長(56)ら10~60歳代の男女27人。30年ほど携わってきた氏本良臣さん(46)は「神楽は人の輪を取り戻す。この伝統を子どもたちに受け継ぎたい」と強調する。
 旧・犀川町(現・みやこ町)に伝わる伊良原神楽を基に長末稔さん(故人)が1945年に考案した。保存会が71年に青年団員らで結成された。毎年3月になると週2回の練習を重ねる。
 神幸祭では、地元のお年寄りや帰省した家族連れらが見守る中、横笛と太鼓、かねの演奏に合わせ、15演目を奉納する。鬼が登場する演目では、鬼の面を着けた舞手が、会場の赤ちゃんを抱きかかえ、健やかな成長を祈願する。
 「老若男女が一緒に舞うことで世代を超えた結束が生まれる」と井手元さん。氏本さんの次男で、1年生から続けている津野小5年の雄登君(11)は「早く鬼の役を演じたい」と頼もしい。
推薦・野北浩之委員

12月14日(土) ふるさとの誇り「第27回筑豊賞」候補[13]
幼児教育研究会(飯塚市) … 短大生 街で読み聞かせ
 近畿大九州短期大保育科で2000年に発足したサークル。飯塚市中心部のアーケードにある市の施設「街なか子育てひろば」で絵本の読み聞かせをするなど、メンバー23人が地域に根ざした活動を続けている。
 前部長の2年、田中真喜雄さん(20)は「地域保育の力になり、先輩が築いてきた活動を後輩に引き継ぎたい」と話す。7日の市立平恒保育所(71人)の園児の発表会には男女4人が裏方で参加。舞台道具や楽器を準備するとともに、出演前の子どもたちに声をかけた。「子どもたちの緊張を和らげるのも自分たちの役割」とほほ笑む。
 「子育てひろば」では、幼児らと一緒に遊んで打ち解けたうえで、絵本を広げる。1年の木戸佳奈子さん(18)は「実習では親子に触れ合う機会が少ない。現場の雰囲気を感じることは貴重な体験になります」。
推薦・有田信夫委員

12月13日(金) ふるさとの誇り「第27回筑豊賞」候補[12]
佐土嶋洋佳さん(29)(田川市弓削田) … 若者の視点で無料新聞
若者の視点で無料新聞 田川地域の魅力を若者の視点で紹介するフリーペーパー「ネゴトヤ新聞」の編集長。創刊号は9月、大任町職員の夫(29)や友人が執筆した記事のほか、イラストなどを織り交ぜ1000部を発行した。「山に囲まれた田川に、トンネルを掘るように場所や人をつなげたい」と張り切る。
 地元の造形作家や音楽家らが自由な発想で2009年から不定期に発行している別のフリーペーパーが昨年、10号に達した。これを機に「新たな視点で」と年2回の新聞づくりも決めた。B4判の六つ折り。新聞名は「『寝言』をもじったもの」と話す。
 創刊号は「道」をテーマにしたリポートや陶芸家へのインタビュー、写真家や画家の作品などで構成。田川市美術館やギャラリーなどに配布し、好評だった。「できる限り発行を続ける」と話し、第2号は来春を予定している。
推薦・田中和敏委員

12月12日(木) ふるさとの誇り「第27回筑豊賞」候補[11]
菅太助さん(36)(飯塚市新立岩) … SNS普及へ無料講習
SNS普及へ無料講習 個人で作った名刺の肩書は「筑豊のSNS伝道師」。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で人と人をつなぎ、「地域の活性化に役立てよう」と、フェイスブック(FB)の無料講習会を飯塚市で週1回、開いている。
 同市のデザイン会社に勤務する傍ら、様々なイベントの企画などに携わる中で、「短時間で多くの人に周知できるSNSの効果を実感した」。独学で知識を深め、約2年前から、FBの使い方などを初心者や中級者に教えている。すでに約100人が受講した。
 少人数がテーブルを囲んで議論する「ワールドカフェ」も企画。互いの意見や話に耳を傾けることの大切さも伝えている。
 11月からは、筑豊の魅力を動画で発信する「Suga Channel(スガチャンネル)」もスタート。撮影、出演、編集を1人で手がけている。「自分が楽しいと思うことを続け、街を盛り上げたい」と話している。
推薦・奥田幸祐委員

12月11日(水) ふるさとの誇り「第27回筑豊賞」候補[10]
外町自治会(直方市) … 神社拠点に奉仕活動
神社拠点に奉仕活動 直方市津田、日吉両町にまたがる自治会。両町はかつて外町と呼ばれていた。津田町の遠賀川沿いに鎮座する稲荷神社を拠点に、四季の祭事や落ち葉拾いなどのボランティア活動などに汗を流す。
 神社は約300年の歴史を誇る。「地域のつながりが希薄になりつつある中、伝統を守り伝えることが私たちの責任」と会長の瀬口学さん(63)(直方市日吉町)は力を込める。
 初詣、どんと焼き、夏祭り、稲荷えびす……。神社の様々な行事は、地域の絆を強めてくれる、と瀬口さんは考えている。
 同市にもマンションが建ち、新しい住民が増える一方、自治会の加入世帯が年々減少している。地域には、約200世帯あるが、活動の中心は年配者が多く、若い世代への継承が課題だ。自治会で総務を担当する柴田正稔さん(67)(同)は「もっと若い人と一緒に活動していけるようにしたい」と話している。
推薦・東陽一委員

12月10日(火) ふるさとの誇り「第27回筑豊賞」候補[9]
大場由美さん(52)(香春町中津原) … 寺で勉強会や通学合宿
寺で勉強会や通学合宿 蓮台寺の住職の妻で、青少年育成に力を入れている。1993年から、夏休みになると、近くにある中津原小の児童らを集めた勉強会を本堂で開催。「静かで風通しのいい場所だけに、宿題に集中できる」と評判だ。異なる年齢が集まることで、協調性が養われる側面もあるそうだ。
 3年前からは、5、6年生が寺に寝泊まりしながら、学校へ通う「通学合宿」も開いている。4泊5日で自炊し、洗濯もする。狙いは自立性と思いやりの心の育成。保護者らからは「寺の作法を学ぶことで子どもたちに礼儀作法が身に着いた」との声も寄せられている。
 青少年育成の取り組みは寺にとどまらない。15年ほど前からは、同小の依頼で、「読み聞かせ」にも毎月通っている。
 様々な実績を買われて香春町教育委員となって2期8年。「寺ならではの日本の伝統文化に触れ、ぬくもりのある中で、子どもたちを育てたい。将来は通学合宿が町内の4校区に広まってほしい」と思っている。
推薦・柴田恭子委員

12月10日(火) ふるさとの誇り「第27回筑豊賞」候補[8]
実戦空手古武道 励士館(直方市) … 今年30年目 礼節も重視
今年30年目 礼節も重視 直方市勤労青少年ホームなどで活動していた空手クラブを母体に1984年に発足。今年30年目を迎えた。小中学生を中心に4歳から70歳代までの約70人が厳しい稽古に打ち込み、毎年1月には近くの竜王峡で寒稽古にも励む。道場の外では、ごみ拾いや落ち葉拾いといったボランティア活動にも積極的だ。
 「強いだけではなく、地域に貢献できる人になってほしい」と館長の川北雅一さん(41)(直方市上頓野)。道場に通う子どもたちの保護者からは「家の手伝いをするようになった」「引っ込み思案だったが明るくあいさつするようになった」といった声が寄せられる。
 大相撲の元大関・魁皇(浅香山親方)は川北さんの同級生。ともに励士館で稽古に励み、「お前は相撲で、俺は空手で直方を盛り上げよう」と誓い合った仲だという。
 道場は89年から毎年、市内外で九州大会を開き、益金を市などに寄付している。「勝負はもちろん、礼儀や礼節を重視した指導もしていきたい」
推薦・白土聖司委員

12月8日(日) ふるさとの誇り「第27回筑豊賞」候補[7]
劇団宮若レインボーカンパニー(宮若市) … 芝居の楽しさを伝える
芝居の楽しさを伝える 結成8年目。市内の小中学生を中心に60歳代までの約40人が、キャストやスタッフとして、年1回の定期公演などを通じ、芝居の楽しさを伝えている。
 「脚本や音楽、大道具、小道具……。全て手作りなんですよ」と代表の永尾睦さん(59)(宮若市上有木)は胸を張る。
 旧宮田、若宮両町の合併を記念した2006年のミュージカルに出演した人たちで同年夏、市民劇団として旗揚げした。永尾さんは「娘が他の地域の劇団に入っていて、宮若でも作りたかった」と振り返る。門戸を広げ、小学生以上なら誰でも入会できる。また、演技指導は、福岡市のプロの演出家に依頼している。
 スタッフの神谷美晴さん(58)(同)は「一度役をもらったら最後までやり通す。そんな責任感が、団員を精神的に成長させています」と力を込める。団員たちも「お客さんに毎回大きな感動を持って帰ってもらえるような劇団にしたい」と口をそろえる。
推薦・大西正彦委員

12月7日(土) ふるさとの誇り「第27回筑豊賞」候補[6]
中野直毅さん(59)(福智町伊方) … 田川の郷土史を研究
田川の郷土史を研究 田川郷土研究会(田川市)の副会長。1986年の入会以来、小学校教諭の傍ら、30年近く活動を続けてきた。昨年4月、校長として8年ぶりに田川市立大浦小に着任した。「校区ごとの道路や産業、人物という観点で郷土史を研究しています」と語る。
 市内を通っていた江戸期の秋月街道について、伊能忠敬の「測量日記」や聞き取り調査などから、曖昧だったルートを解明。会誌では、伊能の原図を基に、幕末から明治期にかけての鉱山も調べ、筑豊炭田の興隆の背景と意義も説いた。
 また、毎年5月の川渡り神幸祭で知られる「風治八幡宮」は長年、「風治八幡神社」とも呼ばれてきたが、「風治八幡宮」と記した江戸時代の文献を確認。神社庁に働きかけ、2007年からは「風治八幡宮」と呼ぶことになった。
 「地元に残る旧道は生きた歴史への扉。歴史を掘り起こし、地域の誇りやまちおこしにつなげたい」。来年2月15日には市内で、これまでの調査結果を基にした筑豊炭田に関する講演を予定している。
推薦・今村千恵子委員

12月6日(金) ふるさとの誇り「第27回筑豊賞」候補[5]
甲斐みどりさん(49)(飯塚市下三緒) … 障害者ようこそ くつろぎカフェ
障害者ようこそ くつろぎカフェ 今年4月、自宅近くにカフェ「グリーン・テラス」を開業した。木のぬくもりを感じる明るい店内は、玄関からトイレに至るまで段差がなく、車いすでもスムーズに移動できる。「障害があっても何の気兼ねなく利用でき、ずっといたくなる場所」を目標に掲げる。
 思いの根っこには、知的障害がある次男・義人さん(18)を育てた経験がある。「一緒に外出する先々で周囲の目が気になった。心身ともに疲れる人を少しでも減らしたい」と心の障壁をなくすことに気を配る。
 20年以上務めた小学校教諭からの転身。採算より居心地に重点を置いており、「日本一回転率の悪い店でいい。ずっと店にいて大丈夫よ」が口癖だ。こうした姿勢が評判になり、「ランチはここで」と言ってくれる常連客も増えた。
 障害児を対象にした絵画教室を計画している。「障害があっても、少し背中を押すだけで可能性が広がる子どもはたくさんいる。可能性を探ることができる場所にしたい」と夢を語る。
推薦・稗田佳子委員

12月5日(木) ふるさとの誇り「第27回筑豊賞」候補[4]
田中進さん(69)(添田町添田) … 記憶遺産見学 笑顔で応対
記憶遺産見学 笑顔で応対 田川市伊田の市石炭・歴史博物館前の土産店「たがわ炭都物語」で、訪れる人たちをもてなしている。個人のボランティアで、店外から見渡せる香春岳やボタ山の説明をしたり、記念撮影のシャッターを切ったり、いつも笑顔を絶やさない。
 本業は添田町内の電器店員で、伊田商店街にあった支店に勤務していたことが縁で土産店で活動するようになった。
 同店は、昨年4月にオープン。世界記憶遺産に登録された筑豊ゆかりの絵師・山本作兵衛の炭鉱画などを所蔵する同館への来館者が急増したことを受けて、市が建てた。建物は、列車を見立ててプレハブ3棟を連結(長さ16メートル、幅2・4メートル)。平成筑豊鉄道などから借りた座席や運行区間のプレートを飾っているほか、イルミネーションの飾り付けにも知恵を絞っている。
 「訪れた人に気持ちよく帰ってもらいたい。お客さんが喜んでくれたら、自分も元気をもらえますからね」
推薦・岡田光弘委員

12月5日(木) ふるさとの誇り「第27回筑豊賞」候補[3]
安鎮プロジェクト(飯塚市) … 組織の垣根越え防犯活動
組織の垣根越え防犯活動 飯塚市の鎮西地区で20~60歳代の男女37人が、安全で安心な地域をつくることを目的に活動している。中心は30~40歳代。仕事や家庭に忙しい中、防犯パトロールなどを続けている。リーダーの自営業後藤耕史さん(48)は「『鎮西をもっと楽しく、元気な地域にしたい』との思いがみんなの胸にある」と話す。
 昨年6月、「鎮西青年会」や「おやじの会」など既存組織の垣根を越えて「プロジェクト」を実施することを決めた。手始めとして子どもたちの下校時に、近所の人が出歩くことで見守り効果を狙う「夕市」を実施した。一人暮らしの高齢者らの安否確認のため、手作りの旗を配り、朝に家の外へ掲げて夕方に取り込んでもらう独自の活動も続けている。
 今年7月に設立総会を開き、活動を活発化。青色回転灯をつけた車両12台を導入し、10月からは登下校時に巡回している。事務局の公務員大村和弘さん(33)は「子どもたちが将来、自分の地元に誇りが持てるように"大人の背中"を見せていきたい」と意気込む。
推薦・二宮教委員

12月4日(水) ふるさとの誇り「第27回筑豊賞」候補[2]
美しくし隊(田川市) … 西田川高生 地域清掃20年
西田川高生 地域清掃20年 田川市上本町の県立西田川高(485人)が続けている地域の清掃奉仕活動で、20年目を迎えた団体。11月26日には、3年生の172人が各学級で男女別に10班に分かれ、通学路を中心にJR田川後藤寺駅前や商店街、公園で空き缶や紙くず、落ち葉などを拾い集めた。
 「学校を支えてくれる地域に恩返しをしよう」と1994年に始まった。1年生は7月、2年生は2月、3年生は11月に「美しくし隊」と書いたのぼり旗を掲げて清掃。生徒たちは、環境保全や社会貢献への意識を高め、地域との交流も深めている。
 地域にすっかり定着し、住民は「毎年ありがとう」と感謝の言葉をかける。同校PTAも活動を支援。清掃を終えた生徒らに炊き出しの豚汁などを振る舞い、労をねぎらう。
 「3年間の活動で、持続することの大切さが分かった。ごみを散らかさないという意識も高まった」と前生徒会長の3年宮田俊介さん(18)。「西田川の誇れる伝統を後輩に引き継ぎたい」と汗をぬぐった。
推薦・元永正次委員

12月4日(水) ふるさとの誇り「第27回筑豊賞」候補[1]
田丸雄二さん(68)(直方市上頓野) … 造園知識生かし環境保全
造園知識生かし環境保 「福智山や遠賀川に代表される豊かな自然。直方市ほど風景のいい場所はない。このよさをもっと多くの人に認識してほしい」。古里への熱い思いを語る。
 東京農大で造園を学んだ後、都内で2年ほど日本庭園を造る仕事に携わった。1970年に帰郷し、家業の造園業を継いだ。2006年4月からは「福智山ろく花公園」の園長も務め、環境保全や様々な地域おこしにも尽力する。
 「子どもも大人も自然に親しんでもらいたい」との思いで、遠賀川河川敷にアスレチックやブランコなどを設置する活動に参加したほか、北九州市八幡西区にもまたがる金剛山の里山再生にも取り組んだ。約400年の伝統がある高取焼の顕彰、茶会やウオーキング大会といったイベントの運営にも協力を惜しまない。
 「造園に携わっていると動植物や土壌、地域の地理に詳しくなる。直方の自然環境がいかに恵まれているかも実感する」と話す。「今後も自分の知識や経験を生かし、地域に貢献していきたい」と意気込む。
推薦・坂本愛子委員

5月12日(日) 地域の魅力発信 思い新た
 読売新聞西部本社の提唱で活動する「あすの筑豊を考える30人委員会」(委員長=有田信夫・近畿大九州短大教授)の第14期発足式が12日、飯塚市新飯塚の立岩公民館で開かれ、新たに仲間入りした委員やOBら約20人が出席した。
 30人委員会は1987年1月、筑豊地区の地域おこしを支援する目的で発足。嘉飯、直鞍、田川の3ブロックから10人ずつ計30人で構成される。毎月1回の例会で地域課題の研究などに取り組むとともに、地域に根ざした活動を読ける個人・団体を表彰する「筑豊賞」(年1回)の選考を行っている。委員の任期は2年。
 発足式では、有田委員長が「今期から27年目。筑豊には温かい人情があり歴史的な遺産もある。より多くの人に筑豊の良さを知ってもらえるよう発掘に取り組みたい」とあいさつ。各ブロック長らが「各地区の魅力の発信に努めたい」「新メンバーを迎えてより活動を発展させたい」などと抱負を述べた。
 OB会の鬼丸昌広・副会長は「活動が始まって、もうすぐ30年。ブロックごとの連携を深め、筑豊全体でのシンポジウムなども視野に入れて活動を支援していきたい」と語った。
 各ブロック委員らの自己紹介などに続き、荒木正勝・前嘉飯ブロック長の掛け声でガンバローを三唱した。
地域の魅力発信 思い新た

1月4日(金) 謹賀新年
 新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

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