筑豊賞 - あすの筑豊を考える30人委員会

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活動履歴  ※すべてを掲載できている訳ではありませんので、ご了承ください。

[ 2015年 ]
2月8日(日) 筑豊賞に3団体
 読売新聞西部本社の提唱で活動する「あすの筑豊を考える30人委員会」(有田信夫委員長)の第28回筑豊賞表彰式が8日、直方市の中小企業大学校直方校で開かれた。嘉飯、直鞍、田川の各地区で地域活性化や被災者支援に取り組んできた3団体に、ブロンズ像と表彰状が贈られた。
 受賞したのは、飯塚市の「ツナガットー」、直方市の「古高取を伝える会」、福智町の「福智好(す)いとん隊」。
 式には3団体のメンバーや福智町の嶋野勝町長、直方市の能間瀧次教育長、同委員、OB委員ら計約40人が出席。各団体が活動の内容や成果を発表した。
【ツナガットー】
■笑顔増やしたい
 「ツナガットー」は、福島第一原発事故による放射能の影響を心配する東北、関東の家族たちが短期間保養できるゲストハウスを福智町に整備し、受け入れている。式には、江口徹代表とメンバーの親子たちが出席し、活動状況や今後の課題について説明した。
 江口代表は、筑豊を訪れた子どもたちが自然の中で生き生きと遊ぶ様子などを映像で紹介。みそを作って福島の子どもたちに贈ったことも報告した。宿泊施設の不足について改めて触れ、「施設が増えれば元気になって笑顔で戻れる家族がもっと増えます」と支援を呼び掛けた。
 筑豊賞:ツナガットー
【古高取を伝える会】
■資料館設立目指す
 直方発祥の高取焼の中でも最も古い「古高取」の情報を発信している「古高取を伝える会」は、隅田知明会長(74)ら6人が出席。考古学者の副島邦弘さん(68)が古高取の特徴や宅間窯、内ヶ磯(うちがそ)窯の歴史などを写真を交えて説明した。
 市内の小学校で陶芸教室を開催するなどして、魅力や知識を次世代に伝える取り組みをPRし、来場者は熱心に耳を傾けた。副島さんは「情報発信の拠点となる資料館設立を目指して今後も頑張りたい。そして多くの人に古高取の魅力を知ってもらいたい」と意気込みを語った。
 筑豊賞:古高取を伝える会
【福智好いとん隊】
■心込め活動続ける
 「福智好いとん隊」は町の石炭産業の歴史を伝える地元料理「方城すいとん」を町内外のイベントでPRし、地域活性化を目指すボランティアグループ。町や町商工会青年部の有志らでつくるメンバー約30人を代表して5人が出席した。
 隊長で町職員の長野士郎さん(42)は、取り組みを通じて、町内ですいとんを提供する店が当初の2か所から10か所に増えたことや、昨年12月には町内すべての小・中学校で給食に出されたことなどを紹介。「愛情いっぱいのすいとん1杯1杯に心を込め、今後も活動を続けたい」と意欲を新にした。
 筑豊賞:福智好いとん隊
 有田委員長は「3団体とも素晴らしいのは、関わっている方々の絆の深さです」などとたたえた。

2月8日(日) ふるさとの誇り「第28回筑豊賞」候補[24]
立岩小おやじの会「YOU―ME咲会」(飯塚市)
  飯塚市立立岩小に通う児童の父親たちが2013年夏から活動。「できる時に、できることを!」「あなた(YOU)と私(ME)で夢を咲かせよう!」をモットーに、様々な学校行事に裏方として協力している。
  学校行事の餅つき大会やバザーへの参加、校内の床のワックス掛け、カーテンを洗濯する際の取り外しと取り付け、公開授業時の駐車場の案内――。男手が必要な場面を中心に、活躍の場は多岐にわたる。5年生のキャンプで肝試しが行われた際には、メンバーが仮装してお化けの役をこなしたこともある。
  父親同士が連携して学校と積極的に関わることで、子どもたちも喜び、家族の会話が増えているという。岩屋剛会長は「子どもたちのために盛り上げようと、おやじたち自身が楽しみながら活動しています」と話す。
推薦・二宮教委員

2月8日(日) ふるさとの誇り「第28回筑豊賞」候補[23]
●春日神社雅楽部「藤の会」(田川市)

  田川市宮尾町にある春日神社の祭りや、市内団体の記念行事などで雅楽の演奏や舞いを披露している。氏子ら12人が所属し、代表は宮司の重藤将宏さん(58)。長女で皇学館大(三重県)の雅楽部員だった宏美さん(27)が同大を卒業した2010年5月に発足し、毎月第1、第3水曜の夜、同神社の社務所で稽古を重ねている。
  細い17本の竹の管をたばねた楽器「笙(しょう)」は、宏美さんが指導。県神社庁派遣の指導者が縦笛や横笛などを教えている。メンバーは、あぐらに似た「楽座(がくざ)」と呼ばれる姿勢で譜面を見つめ、心地よい音色を響かせる。
  公の場で披露する機会は年に数回。重藤さんは「雅楽は1300年前から続く伝統音楽。世界最古のオーケストラとも言われている。演奏を通じて、多くの人に身近に感じてもらえれば」と話している。
推薦・今村千恵子委員

2月8日(日) ふるさとの誇り「第28回筑豊賞」候補[22]
金剛山もととり保全協議会(直方市)
金剛山もととり保全協議会  直方市上頓野地区の山林保全のため、2011年に活動を始めた。地元有志ら会員は約200人。名は近くにそびえる金剛山、元取山にちなんでいる。
  災害予防や不法投棄の監視のほか、小中学生を含む地元住民らが集まるイベントを月2、3回行っている。竹炭での炭火焼き、カエデや桜の植樹、花の観賞、里山散策……と内容は多彩だ。会長の田丸雄二さん(69)は「目玉の活動を一つだけ掲げるのではなく、幾つもの活動を組み合わせることが大事です」と話す。
  近津川、尺岳川といった遠賀川の支流の源流が集中する上頓野地区。「森が深く、水も豊かで懐深い地域。直方にこんな里山はほかにない」と田丸さん。多くの人に長く活動に携わってほしい、と願う。「ここはいいね、と純粋に思ってもらえる活動を考えていきたい」と力を込める。
推薦・石光秀行委員

2月8日(日) ふるさとの誇り「第28回筑豊賞」候補[21]
飯小7の1(飯塚市)
  飯塚市立飯塚小に通う児童の父親有志や卒業生、地域住民たちでつくる団体。「子どもたちが元気に遊び、地域のみんなが安全、安心に暮らし続ける街」を目標に掲げ、学校行事の手伝いや催事への参加、夜間パトロールなどを行っている。
  メンバーは約50人。「子どもの安全を守るには、学校、保護者、地域住民が日頃から密にかかわり合う必要がある」と、メンバー個々が無理のない範囲で活動を続けている。
  「7の1」は「6年生より一つ上」の意味だ。「子どもと一緒に遊び、色々なことを教えていくには、同じ目線でいた方がいい」との思いが込められているという。
  メンバーの新藤峰大さん(38)は「保護者同士のつながりが強まり、地域の人たちとも顔見知りになれた。今後も密に協力し合えれば」と活動の発展に期待している。
推薦・二宮教委員

2月8日(日) ふるさとの誇り「第28回筑豊賞」候補[20]
西田川高校2年4組(田川市)
  クラスの生徒34人が、学校近くの後藤寺商店街を活気づけている。店ごとに図案やキャッチコピーを手書きしたのぼり旗を作製。昨年6月、54店に寄贈した。
  文化祭「西春祭(せいしゅんさい)」に合わせた企画で、2年生のテーマは「故郷(ふるさと)田川を考える」。地域との絆を考え、のぼり旗を立てるアイデアを出した。生徒1人あたり1、2店を受け持った。店主らと図柄を打ち合わせ、絵の具やペンで約1週間かけて仕上げた。生花店と鮮魚店を担当した生徒会長の吉田祐美さん(16)は「『ありがとう』と言われ、とてもうれしかった。もっと明るい商店街にするため、何ができるかを考えていきたい」と話す。
  担任の村井哲也教諭(40)は「生徒の登下校時のあいさつや態度も良くなっている。今後も地域に信頼される学校づくりに取り組みたい」と語る。
推薦・元永正次委員

2月8日(日) ふるさとの誇り「第28回筑豊賞」候補[19]
田中玲子さん(直方市)
田中玲子さん  直方市の上新入川東公民館で毎週木曜、66~95歳の高齢者を対象に、体操教室「新入にこにこクラブ」を開いている。活動歴は約20年に及ぶ。モットーは「仲良く楽しく面白く」。教室では約1時間、演歌に合わせて手足を動かしたり、手を取り合って踊ったりする。田中さんは冗談を交えながら音頭を取り、参加者同士のおしゃべりが弾む。
  「介護予防として頑張っているわけではない。みんなで集まって話すのが楽しいだけです」と田中さん。参加者からは「明るい雰囲気で引っ張ってくれる」「思いやりがあって楽しい」などと好評だ。体調を崩して入院しても「教室に行きたい」と願い出るお年寄りがいるという。
  約40人の参加者のうち、約10人は新入地区外から通う。田中さんは「新入地区が中心となり、もっと仲間の輪を広げていけたら」と期待している。
推薦・高橋幸子委員

2月8日(日) ふるさとの誇り「第28回筑豊賞」候補[18]
藤田靖史さん、阿部広造さん(直方市)
阿部広造さん藤田靖史さん  直方市立中泉小の6年生は6月になると、毎週火曜日に和太鼓の練習を始める。卒業式で演奏を披露するためだ。約1時間半の練習を指導しているのが、理容店主の藤田さんとラーメン店主の阿部さん。取り組みは今年で10年を迎える。
  「和太鼓の迫力は人の心を打つ。その演奏を中泉でも」と、2人が中心となって始めた。最も厳しく指導するのは礼儀。子どもたちが脱いだ靴をそろえなかったり、太鼓を粗末に扱ったりしたら、練習は即中止する。「6年生は下級生の模範にならなければ」と藤田さんは話す。
  卒業式が近づき、練習も熱を帯びてきた。「和太鼓を通して、ものの大切さや、周りの人々に支えられて生活できていることなどを学んでほしい」と藤田さんは願う。阿部さんは「きつい練習だっただけに、思い切り演奏を楽しんでほしい」と期待している。
推薦・生駒洋委員

2月8日(日) ふるさとの誇り「第28回筑豊賞」候補[17]
アカザを守る会(添田町)
  環境省が絶滅の恐れを指摘する淡水魚「アカザ」をはじめ、添田町の河川に生息する生物の調査や保護に取り組んでいる。
  アカザはナマズの仲間で体長約10センチ。在来種で本州、四国、九州の水質の良い川の上流から中流に生息する。会は2012年に結成し、会員85人。6~10月の第2土曜日、町内を流れる中元寺川、彦山川、今川の3河川で地元の小学生らとともに石のすき間にすむアカザの生態を調べ、清掃も行う。
  町内の魚類の分布を紹介する地図「お魚マップ」も作製。小学校で講演したり、町外で活動を発表したりして、地域の豊かな自然をアピールしている。
  代表の武貞誉裕(たかひろ)さん(38)は「アカザが生息する添田町には、貴重な自然環境が残っている。子どもたちに自然の大切さを知ってもらい、古里に誇りを持ってほしい」と話す。
推薦・野北浩之委員

2月8日(日) ふるさとの誇り「第28回筑豊賞」候補[16]
ツナガットー(飯塚市)
  東日本大震災の被災者のために筑豊でできることはないか――。一つの答えが、福島第一原発事故による放射能の影響を心配する東北や関東の家族が短期間保養できるゲストハウスの提供だった。
  震災翌年の2012年1月、市民有志で設立。同年夏、福智町内に「ツナガットーハウス」を整備した。活動に賛同する個人や企業が会員となっている。飯塚市で開催される「子ども夜市」のメンバーが収益金の一部をハウスに寄付するなど、支援の輪も広がっている。
  これまで13組延べ35人の家族を受け入れた。1~2週間の短い滞在だが、放射能の不安を感じることなく、子どもを外で思い切り遊ばせることができ、母親たちは喜ぶという。
  江口徹代表は「ゲストハウスの不足が課題となっている」と話す。さらに支援を呼びかけていく考えだ。
推薦・稗田佳子委員

2月8日(日) ふるさとの誇り「第28回筑豊賞」候補[15]
図書館ボランティア「土曜シアター」(直方市)
図書館ボランティア「土曜シアター」  直方市立図書館で毎月第2土曜日、同館所蔵の名作映画を選んで無料上映する「土曜シアター」を企画している。映画を気軽に楽しんでほしいと2001年8月、映画好きの市民らが開始。今年1月で通算145回を数え、毎回約40人の観客が市内外から訪れる名物イベントに成長した。
  所蔵作品約350点の中から、画像が傷ついていないか、著作権法上の問題がないか1本ずつ丁寧に調べて上映する。宣伝チラシを手作りし、各所に掲示して回る。「映画への情熱、チームワークは誰にも負けない」と、メンバーの柳井鯉路さん(77)は言う。
  当初約20人いたメンバーは現在7人に。代表の荒木健吾さん(79)は「継続するのは難しいが、昔の名作を気軽に見られる機会はなかなかない。若い人の力も借りながら、より多くの人に映画の面白さを届けたい」と話す。
推薦・白土聖司委員

2月8日(日) ふるさとの誇り「第28回筑豊賞」候補[14]
●古高取を伝える会(直方市)

古高取を伝える会  直方市発祥の高取焼のうち、初期の「古高取」の伝承や発信に取り組む。最も古い宅間窯が開かれてから400年の記念祭が2007年に行われたことを受け、「イベントを市民レベルで盛り上げていこう」と有志で翌年に発足した。
  市内では毎年、小学6年生が授業で高取焼の陶芸を体験している。「子どもたちが古里の文化を知り、誇りを持ってほしい」との思いから、会員が学校側に働きかけて実現した。
  会員の永冨セツ子さん(67)は「最近は、自作の茶器を使ってお茶会をしてくれるようになった」と話す。会長の隅田知明さん(74)は「私たちも教えて学ぶ、という姿勢でここまでやってこられた」と振り返る。
  伝える相手は子どもたちだけではない。「いつか高取焼の資料館設置を何らかの形で実現したい」と会員たちは意欲を燃やす。
推薦・石光秀行委員

2月8日(日) ふるさとの誇り「第28回筑豊賞」候補[13]
●まちなかイルミネーション大作戦実行委員会(飯塚市)

  飯塚市中心部の緑道公園周辺を電飾で彩る「まちなかイルミネーション大作戦」を企画、運営している。今季で3年目。市民も飾り付けや募金活動に協力するなど連携の輪が広がっている。
  実行委員長の竹下茂木さん(70)は「有志で作る組織だが、それぞれ『きれいな光でみんなに喜んでもらいたい』との思いで取り組んでいる。多くの人が自発的に協力してくれています」と語る。
  毎週土曜には委員らが会場に集まり、交流を深めてきた。「(地域づくりなどで)個々に活動していたメンバーにつながりができた」と評する委員もいる。
  昨年11月から始まった今季のイルミネーションは23日まで。24日に撤去する。来季は規模を大幅拡大する計画で、竹下さんは「見るだけでなく参加する方が楽しいですよ」と輪の広がりに期待を寄せる。
推薦・久保森住光委員

2月8日(日) ふるさとの誇り「第28回筑豊賞」候補[12]
水と油の会(桂川町)
  二科会会友の洋画家、田牧壮平さん(74)(桂川町)の指導のもと、桂川町住民センターなどで月に数回、絵を学ぶ約30人の絵画教室グループ。メンバーは小学生から80歳代と幅広く、町の文化祭に作品を出したり、町内で展示会を開いたりして、地域の文化活動に寄与している。
  2009年に発足。デッサンやクロッキーに力を入れ、和気あいあいとした雰囲気の中、会員それぞれが、「自分の心情を、自分らしい特性、個性を生かして表現する」ことを目指している。風景、静物、人物など題材は様々で、野外での写生や合評なども行っている。
  「大切なのは、自分の思いをどうやって絵に込めるか。『このように描くべき』と決めつけると、個性が抑えられます。素直な感情で自由に描いてほしい」と田牧さん。今後も楽しく、のびのびと活動を続けていく考えだ。
推薦・荒木正勝委員

2月8日(日) ふるさとの誇り「第28回筑豊賞」候補[11]
ケロケロ オカリナの会(田川市)
  田川市郡の元高校教諭や主婦らでつくるオカリナ演奏のボランティアグループ。2008年の結成当初は6人でスタートし、現在は12人が所属している。
  第1、2、3水曜の月3回、田川市中央町の教育文化会館で練習に励む。会の講師で社会科教諭だった山積紘一さん(69)のギター伴奏に合わせ、オカリナを手にした会員は童謡や歌謡曲、ポップスなど幅広い分野の譜面を見ながら音を合わせている。
  レパートリーは60曲以上。年5、6回、地元や北九州市、福岡市の介護施設や障害者施設を慰問に訪れ、演奏を披露。田川市で秋に開かれる平和コンサートや市内外のイベントにも出演し、音色を響かせる。
  会長の山崎仁平さん(77)は「和気あいあい楽しみながら活動している。オカリナの音色は人の心を癒やしてくれる。仲間の輪を広げていきたい」と話している。
推薦・田中和敏委員

2月8日(日) ふるさとの誇り「第28回筑豊賞」候補[10]
和太鼓たぎり(糸田町)
  糸田町の小中高生22人でつくる和太鼓チーム。昨年9月に23チームが出場した日本太鼓ジュニアコンクールの県大会(飯塚市)で優勝し、3月22日の全国大会(長野市)に初出場する。
  チームは2009年、町の活性化や伝統芸能の普及のために結成された。ほぼ毎日、町文化会館で練習を続け、筑豊地区を中心に施設慰問やイベント出演で腕前を披露している。
  昨年12月に鹿児島市で54チームが出場した九州大会では、特別賞「日本太鼓財団賞」を受賞。チームリーダーの糸田中3年、植田晃太郎君(15)は「優勝に届かなかった悔しさと、賞を獲得できたうれしさが半々。全国大会では、県代表に恥じない演奏をしたい」と意気込んでいる。
  植田君の母親でチーム代表の美紀さん(45)は「1人でも多くの人の心に伝わるような魂の響きを届けていきたい」と話す。
推薦・石川昇平委員

2月8日(日) ふるさとの誇り「第28回筑豊賞」候補[9]
澤田一誠さん(飯塚市)
  「ありのままを受け入れればいい」「生きているだけで素晴らしい」――。高校や特別支援学校の元教諭で浄土真宗の僧侶。心傷ついた人々の悩み相談やケアに無償で取り組んでいる。
  紹介や口コミで訪れる人々の多くは出会った当初、心を閉ざした状態という。相手の考えを否定せず、説教もせず、じっくりと話に耳を傾け、心の小さな変化を一緒に喜ぶ。眼前に海が広がる熊本・天草の別邸で感動を分かち合うこともある。
  高校でいじめられ引きこもった男性、父親からの暴力で男性不信となった少年、障害のある息子との暮らしに疲れ果てた母親……。心のふれ合いを通じ、生きる力を取り戻した人もいれば、一進一退の人もいる。
  「選択肢を示し、待つだけで、元気をもらっているのは私の方。今後も人との縁を結ぶ活動を続けたい」との思いを新たにしている。
推薦・有田信夫委員

2月8日(日) ふるさとの誇り「第28回筑豊賞」候補[8]
渡辺栄子さん(鞍手町)
渡辺栄子さん  鞍手町を中心に約40年にわたり、子どもたちへの絵本の読み聞かせを続ける。81歳になっても現役だ。
  1950年代に出身地の栃木県で小学校の代用教員を務めた。昔話を読み聞かせると、やんちゃな子どもも寄ってきて、「絵本には人をまとめる力がある」と気づいた。その後、大学入学、幼稚園勤務などを経て74年、鞍手町に移住。ボランティアで読み聞かせ活動に乗り出した。
  子どもは自分から本を読むべきだ、と言う人もいたが、「それは小学3、4年になってから。まずは“聞く読書”から入るべき」と渡辺さん。抑揚や感情豊かに読み聞かせると、子どもたちは食い入るように見つめ、やがてくすくすと笑い声が起こる。それが本の世界への関心の第一歩という。
  「絵本は子どもだけでなく、あらゆる世代の心に届く力がある」
推薦・立石宗之委員

2月8日(日) ふるさとの誇り「第28回筑豊賞」候補[7]
方城手話の会ひまわり(福智町)
  聴覚障害者の交流や手話の啓発、普及のため1981年に設立された。90年に講師役の適任者がいなくなり、活動は一時途絶えたが、95年に再開した。
  会員11人で、福智町伊方の「ほのぼの館」で毎週水曜日、講座を開催。地域住民を対象にした初心者向けの「初級講座」と、初級を学んだ人に適した「入門講座」を隔年度で設けている。
  今年度は入門講座で、田川地区のろう者を講師に迎え、「算数と理科は苦手ですが、国語と社会は得意です」といった手話を教えている。会員は受講者の横に座ってサポートする。
  クリスマス会やバーベキュー会などを通して、聴覚障害者との交流も深めている。会長の葛原高さん(60)は「アットホームな運営を心がけている。聴覚障害者への支援を広げるため、受講後、多くの人が会に入ってくれるよう呼びかけたい」と話している。
推薦・柴田恭子委員

2月8日(日) ふるさとの誇り「第28回筑豊賞」候補[6]
香春道草の会(香春町)
  香春町を中心に、田川市や行橋市などの山好きの人でつくるグループ。同町内の山にハイキングコースを設定し、多くの愛好家の好評を得ている。
  2008年に田川高生物部OBを中心に発足。会員は24人。これまで新城・金満尾根、牛斬山、愛宕山に「誰もが自然を楽しめる」というコースを整備し、管理している。香春町役場や地主の協力を得て、下草を刈り、やぶを払い、枝打ちや木片の撤去も行ってコースを作った。こうした作業を「山遊び」と名付け、楽しみながら取り組んでいる。
  春と秋に、このコースを散策するイベントを開催。山桜や紅葉を目当てに毎回100人近くが参加する。原田忠代表(67)は「会の取り組みが少しずつ評価され、最近は講演の機会も増えた。1人でも多くの人に、自然を満喫する楽しさを伝えていきたい」と話している。
推薦・野北浩之委員

2月8日(日) ふるさとの誇り「第28回筑豊賞」候補[5]
谷田康久さん(小竹町)
谷田康久さん  地元小学校の1~6年の女児10人が活動する「小竹ジュニアバレーボールクラブ」を指導。コーチを務めていた2002年、メンバー数の減少で3年間休止したが、再開とともに監督に就いて10年目になる。
  自身は66歳。中学生の時にバレーを始め、社会人になっても続けた。「勝つ喜びも負ける悔しさも体験した。子どもたちに試合をする楽しさを知ってほしい」と願う。クラブ休止中は途切れただけに、子どもたちを数多くの試合に出させたい、との思いは強い。10年の全日本小学生バレー県大会では準優勝に導いた。
  週4日の練習では、パス、レシーブ、ブロックなど基本動作の繰り返しに力を入れている。「この子たちは“金の卵”。繰り返しで、技術だけでなく精神力を強くできる。そのことをいつか分かる日が来れば」と成長を見守っている。
推薦・坂本愛子委員

2月8日(日) ふるさとの誇り「第28回筑豊賞」候補[4]
福智好いとん隊(福智町)
  福智町の地元料理「方城すいとん」を町内外にPRし、地域活性化に結びつけようと、町職員や町商工会青年部の有志らが2012年4月に結成した。
  100年前、同町伊方で670人以上が犠牲になった炭鉱爆発事故「方城大非常」が起きた。事故で親を亡くした子どもたちのために炭鉱住宅の長屋で各家庭から持ち寄った具材ですいとんを作り、大鍋で振る舞ったことが原点とされる。
  好いとん隊は年約10回、町内の催しで、方城すいとんを提供。北九州市や松山市の食のイベントにも参加するなど活動範囲を広げている。町内ですいとんを提供する店は活動当初2か所だったが、10か所に増えた。
  会員は30人。隊長の町政策推進係長・長野士郎さん(42)は「今後は提供店のマップを作って来客増に結びつけ、さらに定着を図りたい」と意欲を見せる。
推薦・柴田恭子委員

2月8日(日) ふるさとの誇り「第28回筑豊賞」候補[3]
にこにこ会(嘉麻市)
  お手玉、簡単な計算、音読、体を動かしながらの唱歌の合唱……。嘉麻市大隈町の「夢サイトかほ」で月1回、高齢者の認知症予防を目的とした教室をボランティアで開いている。
  代表は元市職員の田中マスミさん(67)。「サポーター」役の十数人がレクリエーションなどを手助けする。毎回30人ほどが参加。茶飲み話の時間も設け、みんなで楽しいひと時を過ごすことで脳の活性化を図っている。
  自宅に引きこもりがちで元気がなかった人が外に出て、他の高齢者らと触れ合うことで、明るく活発になる事例もあるという。参加者らに開催日を知らせる田中さんの手作りの絵手紙も人気だ。
  「『楽しかったよ』『来て良かった。来月が楽しみ』と話す参加者の笑顔が力の源。元気の輪を広げ、少しでも認知症予防に貢献できれば」と田中さんは話す。
推薦・伊藤由美子委員

2月8日(日) ふるさとの誇り「第28回筑豊賞」候補[2]
筑前城郭研究会(直方市)
筑前城郭研究会  「福岡城には、大坂城に匹敵する規模の天守閣があった。今はない。だから多くの人に知ってほしい」。会長の小田原早嗣さん(71)は語る。
  福岡藩ゆかりの城の模型を手作りし、イベントで展示している。小田原さんが2007年頃から趣味で模型を制作を始めた。歴史愛好家らが集まり、11年に本格的に活動を始めた。昨年の展示は約20回に及んだ。模型を通して郷土史への理解を深めてもらうのが目標で、約10人の会員が会場の来場者に語りかけている。「模型とパネル、説明、そして情熱が必要です」と会員の園田武幸さん(70)。
  県外の自治体から模型制作を受託したり、歴史講演会を開いたりもしている。直方市は、福岡藩主を2人も輩出した支藩が置かれた場所だ。小田原さんは「こうした歴史を伝え続け、人々に郷土への誇りを持ってほしい」と話す。
推薦・石光秀行委員

2月8日(日) ふるさとの誇り「第28回筑豊賞」候補[1]
●アクティヴ菰田(飯塚市)

  JR飯塚駅周辺の飯塚市菰田(こもだ)地区の住民と近くの近畿大九州短大の学生たちがまちづくりに取り組む団体。2011年、同短大生活福祉情報科の瓜生隆弘教授の呼びかけで設立された。飯塚駅前広場での餅つき大会やまちづくりのあり方をテーマにした講座などを催し、地域の活性化に一役買っている。
  瓜生教授は「少子高齢化が進む中、住みよい地域を作っていくには、行政に頼るだけではなく、まちの問題やニーズを一番よく知る住民らが主体となり、地域の特徴を生かした活動を続けていかなければ」と力を込める。
  学生にとっても、住民らと協力して催事を企画、運営する経験を通じて、幅広い世代とのコミュニケーションのあり方を学べ、若者らしい発想を生かせる貴重な機会になっているという。
推薦・有田信夫委員

1月2日(金) 謹賀新年
新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

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